ラドデバイス|RAD Device

ラドデバイスは、光がリードする先端テクノロジーと共に歩みます

Gigahertz-Optik 社

UV・可視・近赤外・SWIR対応 分光放射計 BTS2048 Series

UV・可視・近赤外・SWIR対応 分光放射計 BTS2048 Series

製品特長

BTS2048 Seriesは、紫外(UV)から可視、近赤外(NIR)、短波赤外(SWIR)まで200~2150 nmをカバーする、Gigahertz-Optik社の高精度分光放射計/スペクトロラジオメーターです。単一の広帯域分光器で無理に全領域を測るのではなく、UV、青色レーザー、可視LED・照明、1064 nm帯、1550 nm帯、2 µm帯など、測定対象に合わせて光学系・検出器・光学帯域幅を最適化した主要8シリーズから選択できます。

独自のBiTecテクノロジーは、スペクトルを取得するアレイ検出器と、高速・高安定な積分フォトダイオードを一体化したデュアルセンサー構成です。広いダイナミックレンジ、迷光低減、電子シャッター、外部トリガ、高速Ethernet転送により、研究室での絶対分光放射測定から、パルス駆動LEDのビニング、ゴニオメーター組込み、製造ラインの自動検査、屋外連続測定まで対応します。積分球、放射輝度光学系、ファイバー入力、耐候ハウジングも選択でき、分光放射照度、放射照度、照度・色、全放射束・全光束、放射輝度、放射強度分布へ測定系を拡張できます。

BTS2048 Seriesは、200~2150 nmを主要8シリーズでカバーするBiTec搭載の高精度分光放射計です。

UV-C LED、UV硬化光源、青色レーザー、白色LED・照明、850/940/1064 nm光源、1310/1550 nm光源、2 µm帯のSWIR光源まで、波長域と用途に最適化したモデルを選択できます。分光放射照度の直接測定に加え、積分球、放射輝度光学系、ゴニオメーター、ファイバー入力、屋外用ハウジングを組み合わせて測定量と設置形態を拡張できます。

BTS2048 Seriesとは

BTS2048 Seriesは、Gigahertz-Optik社が開発したコンパクトなアレイ型分光放射計(スペクトロラジオメーター)です。紫外・可視・近赤外・短波赤外の全領域を一種類の検出器で測定するのではなく、対象波長に適した回折格子、フィルター、アレイ検出器、積分フォトダイオードを組み合わせることで、感度、迷光、光学帯域幅、ダイナミックレンジのバランスを最適化しています。

特に、UV測定では長波長側の強い光が短波長側の微弱信号へ混入する迷光が問題になり、レーザー測定ではピーク形状を分離できる光学帯域幅が重要です。一方、LED照明の測色ではV(λ)に対応した高速積分検出器、NIR・SWIRではSi検出器ではなくInGaAs検出器が必要になります。BTS2048 Seriesは、こうした測定原理上の違いを型式ごとに明確に分けているため、「測れる波長範囲」だけでなく「必要な測定不確かさと測定速度」から選定できます。

BTS2048 SeriesのBiTecデュアルセンサー、迷光低減、電子シャッター、積分球接続などの特長
BTS2048 Seriesの主要技術:BiTecデュアルセンサー、迷光低減、電子シャッター、トリガ、高速通信、各種受光光学系

BTS2048 Series 主要8タイプ比較

最適な型式は、中心波長だけでなく、スペクトル幅、必要な光学帯域幅、光強度、迷光条件、CW/パルス、測定量によって決まります。以下は標準的なシリーズ比較です。

シリーズ 波長範囲 光学帯域幅 アレイ検出器/積分検出器 主なアプリケーション 選定の要点
BTS2048-UV 200~430 nm 0.8 nm 2048画素・裏面照射TE冷却CCD/SiCフォトダイオード UV-C/UV-B/UV-A LED、UV硬化、重水素ランプ、UV研究 UV専用の高感度・低迷光設計。狭帯域UV LEDにも適する
BTS2048-UV-2 200~550 nm 1.0 nm 2048画素・裏面照射TE冷却CCD/SiCフォトダイオード UV~青色LED、蛍光励起・発光、UV+可視混在光源 200 nmから青緑域までを1台で測定
BTS2048-BS 400~530 nm 0.3 nm 2048画素・裏面照射CCD/Siフォトダイオード 青色レーザーダイオード、狭帯域LED、ピーク波長・熱シフト評価 青色域でシリーズ最小の光学帯域幅
BTS2048-UVVISNIR 200~900 nm 2 nm 2048画素・裏面照射TE冷却CCD/Siフォトダイオード UV・可視複合光源、多波長LED、ソーラーシミュレーター、広帯域光源 UVから可視・900 nmまでの広帯域を1台で取得
BTS2048-VL-TEC 280~1050 nm 2 nm 2048画素・裏面照射TE冷却CCD/V(λ)フィルター付きSiフォトダイオード 白色・カラーLED、照明、測色、LEDビニング、全光束・配光 可視測光・測色とLED評価の第一候補
BTS2048-VISNIR-TEC 345~1150 nm 2 nm 2048画素・裏面照射TE冷却CCD/非フィルターSiフォトダイオード 可視~NIR LED、850/940 nm、1064 nmレーザー、光学トリガ Si検出器で1150 nmまで測る可視・NIR兼用機
BTS2048-NIR 950~1700 nm 5.5 nm 512画素・TE冷却InGaAsアレイ/InGaAsフォトダイオード 980 nm、1310 nm、1550 nm、NIR LED、通信・センシング光源 950~1700 nmでIR型より細かい光学帯域幅
BTS2048-IR 950~2150 nm 9 nm 512画素・TE冷却拡張InGaAsアレイ/冷却InGaAsフォトダイオード SWIR LED・レーザー、1700 nm超、2 µm帯、材料・産業R&D シリーズ最長の2150 nmまで対応

※波長範囲はシリーズ代表値です。BTS2048-VL-TECは標準較正範囲と拡張較正オプション、BTS2048-VISNIR-TECは標準較正360~1150 nmとオプション較正345~1150 nmなど、型式・フィルター構成・較正条件で有効範囲が変わります。最終仕様は見積時に確認します。

各タイプの特長と適したアプリケーション

BTS2048-UV:UV LEDと紫外光源の高精度測定

200~430 nm、光学帯域幅0.8 nmのUV専用モデルです。裏面照射・TE冷却2048画素CCDとSiCフォトダイオードを組み合わせ、短波長UVの感度、狭帯域UV LEDのピーク評価、長波長迷光の抑制を重視しています。UV-C殺菌光源、UV-B/UV-A LED、UV硬化、重水素ランプ、光線療法、UV検出器評価、研究用UV基準器に適します。標準的なBTS2048-UVに加え、より厳しいUV迷光条件にはBTS2048-UV-S、遠隔受光にはBTS2048-UV-F、屋外連続測定にはBTS2048-UV-S-WPなどの構成を検討します。

BTS2048-UV-2:200 nmから青緑域までを一台で測定

200~550 nm、光学帯域幅1.0 nmで、UVと青色領域を同時に扱うモデルです。UV-Cから可視青緑域まで広がるため、UV励起による蛍光、UV+青色の複合LED、UVランプと可視漏れ光、フォトレジスト・硬化光源の波長管理に向きます。430 nm以下だけを最高のUV最適化条件で測る場合はBTS2048-UV、550 nmまで必要な場合はBTS2048-UV-2、さらに900 nmまで一括測定する場合はBTS2048-UVVISNIRが候補です。

BTS2048-BS:青色レーザー用0.3 nm光学帯域幅

400~530 nmに特化し、シリーズ最小の0.3 nm光学帯域幅を備えた青色レーザー/レーザーダイオード向けモデルです。ピーク波長、中心波長、スペクトル幅、駆動電流・温度による波長シフト、狭帯域光源の個体差を評価したい用途に適します。青色LEDの測色や白色照明を主目的とする場合はBTS2048-VL-TEC、狭いスペクトルピークを分離することが主目的ならBTS2048-BSを優先します。高出力レーザーでは、許容入力を超えないよう積分球、拡散光学系、減衰フィルターを含めて設計します。

BTS2048-UVVISNIR:200~900 nmの広帯域測定

200~900 nmを一台で測定できる広帯域モデルです。UV、可視、近赤外端を含む多波長LED、広帯域ランプ、ソーラーシミュレーター、光生物学的作用スペクトル、UV+可視複合光源など、複数領域の相対関係を同一のスペクトルで取得したい用途に適します。光学帯域幅は2 nmであるため、UV専用機の迷光性能や青色レーザー専用機のピーク分離性能を最優先する用途では、BTS2048-UV/UV-SまたはBTS2048-BSを選びます。

BTS2048-VL-TEC:LED照明・測色・全光束測定の中心モデル

可視LED、照明、測光・測色ではBTS2048-VL-TECが第一候補です。280~1050 nmの分光検出系、TE冷却2048画素CCD、V(λ)フィルター付きSiフォトダイオードを組み合わせ、分光放射照度、照度、色度、相関色温度、演色評価、LEDビニングに対応します。積分球を取り付ければ分光放射束・全放射束・全光束、ゴニオメーターを組み合わせれば光度・放射強度分布を測定できます。標準較正範囲、280 nm開始の拡張構成、迷光フィルター構成は用途に合わせて確認します。低輝度測定、長時間積分、温度変動のある積分球測定にもTE冷却が有効です。

BTS2048-VISNIR-TEC:可視から1064 nm帯までの高速測定

345~1150 nmに対応し、850 nm、940 nm、1064 nmを含む可視・NIR光源に適します。非フィルターSiフォトダイオードは広い波長域で高速な積分測定や光学トリガに利用でき、パルス駆動NIR LED、VCSEL、レーザーダイオード、可視・NIR複合モジュールの測定に有効です。標準較正は360~1150 nm、345 nm開始はオプション較正となる構成があります。1550 nmまで必要な場合はBTS2048-NIR、1700 nmを超える場合はBTS2048-IRを選びます。

BTS2048-NIR:950~1700 nmのInGaAs分光放射計

950~1700 nm、光学帯域幅5.5 nmのTE冷却InGaAsモデルです。980 nm励起光源、NIR LED、1310 nm/1550 nm通信波長帯、LiDAR・センシング光源、NIRレーザーダイオード、光学部品の評価に適します。512画素InGaAsアレイと積分InGaAsフォトダイオードを組み合わせ、広い強度範囲に対応します。950~1700 nm内でスペクトル形状をより細かく評価する場合はBTS2048-NIR、1700 nm超を含める場合はBTS2048-IRを選択します。

BTS2048-IR:2150 nmまでのSWIR測定

950~2150 nmをカバーする拡張InGaAsモデルで、BTS2048 Seriesの最長波長タイプです。1700 nmを超えるSWIR LED・レーザー、2 µm帯光源、材料・プロセスモニタリング、産業用センシング、研究開発に適します。光学帯域幅は9 nmで、広い波長域を優先した構成です。1550 nm帯まででより細かいスペクトル分離を重視する場合はBTS2048-NIR、1700~2150 nmが必須ならBTS2048-IRが適します。

型式末尾・派生仕様の考え方

BTS2048は主要8シリーズに加え、入力光学系、温度安定化、迷光低減、屋外設置などの派生仕様があります。末尾記号はモデルごとに意味と組合せが異なるため、以下は選定の目安としてご覧ください。

表記例 主な意味 適した用途
標準/直入射 拡散窓から分光放射照度を直接測定 光源の分光放射照度、積分球・放射輝度光学系・ゴニオメーターへの直接取付け
-F ファイバー結合入力 狭い測定位置、離れた試料、高温部、プローブヘッド、装置内部、ウェハ上のLED
-TEC アレイ検出器の熱電冷却・温度安定化 低光量、長時間積分、高再現性、温度変化を受けやすい測定
-S UV迷光低減を強化した構成 強い可視成分を伴う微弱UV、太陽UV、広帯域ランプ、基準測定
-WP 耐候・温度調整ハウジング 屋外の太陽放射、UVインデックス、長期連続モニタリング
-2 波長域・フィルター構成を変更した派生型 UV-2の200~550 nm、VL系の短波長拡張・迷光対策など。意味はシリーズごとに確認
-X 安定性・基準器用途を重視した構成例 分光放射照度のトランスファースタンダード、研究所間比較、品質保証

代表的な具体型式一覧

主要シリーズに入力方式・温度安定化・迷光低減・耐候性を組み合わせた代表的な具体型式は次のとおりです。型式末尾の組合せ、フィルター、較正範囲、注文番号は測定条件に合わせて確定します。

系統 代表型式 構成と主用途
UV BTS2048-UV
BTS2048-UV-F
BTS2048-UV-S
BTS2048-UV-S-F
BTS2048-UV-S-WP
直入射、ファイバー、強化迷光低減、強化迷光低減+ファイバー、耐候屋外型。UV LED、広帯域UV、太陽UV、研究用基準測定に対応します。UV-Sはフィルター、測定ルーチン、迷光補正を組み合わせ、二重分光器に匹敵するレベルの迷光低減を狙う構成です。
UV~青緑 BTS2048-UV-2
BTS2048-UV-2-F
200~550 nmの直入射型とファイバー型。UV励起蛍光、UV+青色複合光、離れた測定点に適します。
青色レーザー BTS2048-BS 400~530 nm、0.3 nm光学帯域幅。青色レーザー/LDのピーク、スペクトル幅、温度・電流シフト評価に適します。
UV~900 nm BTS2048-UVVISNIR 200~900 nmの広帯域直入射型。UV・可視複合光源、多波長LED、ソーラーシミュレーターに適します。
可視・照明 BTS2048-VL
BTS2048-VL-F
BTS2048-VL-TEC
BTS2048-VL-2-TEC
BTS2048-VL-TEC-F
BTS2048-VL-TEC-WP
BTS2048-VL-TEC-X
標準直入射、ファイバー、TE冷却、OoRフィルターでUV側迷光を抑えるVL-2-TEC、TE冷却+ファイバー、耐候屋外、トランスファースタンダード指向。LED・照明・測色、積分球、配光、屋外可視放射、基準器用途に合わせて選択します。
可視~1150 nm BTS2048-VISNIR-TEC
BTS2048-VISNIR-TEC-F
TE冷却直入射型とファイバー型。850/940 nm LED・VCSEL、1064 nm光源、可視・NIR複合モジュールに適します。
NIR BTS2048-NIR 950~1700 nmのTE冷却InGaAs型。980/1310/1550 nm光源、通信・センシング、NIR研究に適します。
SWIR BTS2048-IR 950~2150 nmの拡張InGaAs型。1700 nm超、2 µm帯、SWIR光源・材料・産業R&Dに適します。
太陽専用システム BTS-Solar BTS2048技術を基盤とした直達太陽スペクトル放射照度・太陽追尾システム。一般的なBTS2048本体型式ではなく、太陽測定に最適化した関連システムです。

BiTecデュアルセンサーが分光測定に有効な理由

一般的なアレイ分光器は全スペクトルを同時取得できる一方、積分時間、暗信号、直線性、読み出し速度の影響を受けます。BTS2048 SeriesのBiTecは、アレイ検出器に加えて高速・高安定な積分フォトダイオードを同一測定器に搭載し、二つの検出系を並列利用できます。

  • アレイ検出器:スペクトル分布、ピーク波長、中心波長、色・測光量などを取得
  • 積分フォトダイオード:高速な強度測定、参照信号、フリッカー・パルス監視、光学トリガに利用
  • 相互補完:スペクトル情報によるフォトダイオードの分光ミスマッチ補正や、積分検出器を用いた安定性・直線性管理が可能

積分検出器はモデルごとに最適化され、UV型ではSiC、可視測光型ではV(λ)フィルター付きSi、可視・NIR型では非フィルターSi、NIR/IR型ではInGaAsが用いられます。これにより、単なる「小型分光器」ではなく、絶対放射測定と高速モニタリングを両立した測定プラットフォームとして使用できます。

受光光学系を替えて測定量を拡張

BTS2048 Seriesを積分球へ直接取り付けた全放射束・全光束測定システム
積分球への直接取付け:ファイバー伝送損失や曲げ状態の影響を避け、全放射束・全光束測定へ拡張
求めたい測定量 推奨構成 代表的な対象
分光放射照度・放射照度 コサイン補正拡散窓による直接入射 面へ入射するUV、照明、太陽、LED、レーザー拡散光
照度・色度・CCT・演色評価 BTS2048-VL-TEC+測光・測色評価 白色LED、一般照明、車載照明、ディスプレイ・発光モジュール
分光放射束・全放射束・全光束 積分球を本体へ直接取付け LED、ランプ、レーザーダイオード、モジュール、2π/4π光源
分光放射輝度・放射輝度 放射輝度レンズ、SRTチューブ、視野角光学系 ディスプレイ、発光面、遠方光源、規定視野内の光源
放射強度・光度・配光分布 ゴニオメーターへ取付け LED、照明器具、光源モジュールの角度分布・配光
離れた位置・狭小部のスペクトル -Fファイバー入力+プローブ/受光ヘッド ウェハプローバー、装置内部、高温試料、位置決めステージ
屋外連続分光放射照度 -WP耐候ハウジング、石英ドーム、温度調整 太陽UV、全球放射、UVインデックス、環境モニタリング
BTS2048-VL-Fファイバー入力型分光放射計
ファイバー入力型:狭い場所、遠隔位置、装置組込みに対応
BTS2048 Seriesを搭載したゴニオメーターによる配光測定
ゴニオメーター構成:光度・放射強度・スペクトルの角度分布を測定

用途別の推奨モデル早見表

測定対象・課題 第一候補 選定理由・注意点
UV-C殺菌LED、深紫外LED BTS2048-UV/UV-S 200 nmまでの較正、UV専用光学系、長波長迷光低減を重視
UV硬化、UVランプ、UV+可視漏れ光 BTS2048-UV、UV-2、UV-S 必要上限波長と可視成分による迷光条件で選択
UV励起蛍光、200~550 nm複合光 BTS2048-UV-2 UVから青緑域までを1 nmの光学帯域幅で測定
青色レーザー、狭帯域青色LD BTS2048-BS 0.3 nmの光学帯域幅でピークと波長シフトを評価
白色LED、一般・車載照明、測色 BTS2048-VL-TEC V(λ)積分検出器、色度・CCT・演色、PWM同期に適する
UV~可視~900 nmを一括取得 BTS2048-UVVISNIR 広い波長域の相対スペクトルを一台で取得
850/940 nm LED・VCSEL、1064 nm光源 BTS2048-VISNIR-TEC 可視から1150 nmまで、2 nmの光学帯域幅
980/1310/1550 nm NIR光源 BTS2048-NIR TE冷却InGaAs、950~1700 nm、5.5 nmの光学帯域幅
1700 nm超、2 µm帯SWIR光源 BTS2048-IR 拡張InGaAsで2150 nmまで対応
LED製造ライン・パルスビニング 対象波長に応じたBTS2048+トリガ 電子シャッター、外部トリガ、高速Ethernet、積分検出器を活用
配光・角度分布・ゴニオ測定 対象波長に応じたBTS2048+ゴニオメーター 小型・姿勢依存性の低い筐体を受光器として組込み

高速測定・パルスLED・製造ラインへの組込み

2048画素CCDモデルは、電子シャッターによる全画素の高速ゼロ設定、外部トリガ、Ethernet通信を備え、パルス駆動LEDの点灯期間に同期した測定に対応します。代表的なCCDモデルでは、2048点のデータセットをEthernet経由で約7 msで転送できます。積分時間はUV・可視系で代表的に2 µs~60 s、NIR/IR系では検出器に合わせて異なり、強いパルス光から低光量の長時間積分まで構成できます。

実際のパルス測定では、パルス幅、繰返し周波数、立上り時間、点灯後の安定待ち時間、トリガ極性・遅延、許容ピーク入力を確認する必要があります。ラドデバイスでは、光源電源やゴニオメーターを含む同期条件を整理し、必要なケーブル、I/O、測定シーケンスを含めて仕様を確認します。

S-BTS2048ソフトウェアとSDK

標準のS-BTS2048ソフトウェアでは、積分時間、測定条件、補正、評価式、表示レイアウトを設定し、スペクトルと各種測光・測色値を数値・グラフで確認できます。対応する構成では、CIE 1931/1976/170色度、CRI、CQS、TM-30-20、CIE 224、スペクトルプロット、2D/3D配光、データロガー、LEDビニング表示、積分球の自己吸収補正、レポート作成、IES/EULUMDAT/ASCII/Excel形式への出力などを利用できます。

自動検査装置や研究用制御ソフトへ組み込む場合は、S-SDK-BTS2048を選択できます。Cライブラリ(DLL)を基盤とし、C#、LabVIEW、Python、MATLAB、.NET、Delphiなどの開発環境から測定、評価、データ取得を制御できます。利用するOS、言語、通信方式、必要な評価項目は導入前に確認します。

トレーサブルな較正と測定システムとしての不確かさ

BTS2048 Seriesは、Gigahertz-Optik社のISO/IEC 17025認定較正ラボにより、分光応答度および分光放射照度を基準としたトレーサブルな較正が行われ、構成に対応する較正証明書が提供されます。積分球、放射輝度光学系、ゴニオメーターなどを使用する場合は、本体だけでなくアクセサリーを含む測定系として較正することが重要です。

必要な証明書区分、認定範囲、波長範囲、測定量、受光面、距離、視野角、積分球ポート条件は用途によって異なります。品質保証、研究所間比較、規格試験、社内基準器として使用する場合は、見積依頼時に「必要な測定量」「必要波長範囲」「要求不確かさ」「証明書要件」「再較正周期」を明記してください。

ラドデバイスにご相談いただくメリット

BTS2048 Seriesは、同じ波長を含む型式でも、迷光性能、光学帯域幅、検出器材料、積分検出器の分光特性、温度安定性、受光光学系が異なります。波長範囲だけで選ぶと、狭帯域レーザーのピークが十分に分離できない、UV信号が長波長迷光に埋もれる、必要な測定量の較正が含まれない、といったミスマッチが起こり得ます。

ラドデバイスはGigahertz-Optik社製品の日本代理店として、次の項目に関して、メーカーへの技術確認を含めて、本体からアクセサリー・ソフトウェア・較正まで一貫してご案内します。

  • 測定対象、発光波長、スペクトル幅、最大・最小強度に基づく型式選定
  • CW/パルス、トリガ、測定時間、製造ライン組込み条件の確認
  • 分光放射照度、全放射束・全光束、放射輝度、光度・放射強度分布に合う受光光学系の選定
  • 必要な波長範囲・測定量・証明書に合わせた較正仕様の確認
  • 積分球、ゴニオメーター、ファイバー、耐候ハウジング、SDKを含むシステム構成の調整

型式が未定でも、測定したい光源と求めたい測定量からご相談いただけます。

BTS2048 Seriesの型式選定・価格見積・測定システム構成をご相談ください

測定対象、中心波長、スペクトル幅、光強度、CW/パルス、求めたい測定量、必要な較正範囲をご連絡いただくと、選定を迅速に進められます。

BTS2048 Seriesについて問い合わせる

BTS2048 Series よくある質問

Q. BTS2048 Seriesの測定波長範囲は何nmですか?

A. シリーズ全体では200~2150 nmです。一台で全域を測るのではなく、BTS2048-UV、UV-2、BS、UVVISNIR、VL-TEC、VISNIR-TEC、NIR、IRの主要8シリーズから、必要な波長域と測定性能に合う型式を選びます。

Q. BTS2048-UVとBTS2048-UV-2の違いは何ですか?

A. BTS2048-UVは200~430 nm、光学帯域幅0.8 nmでUV測定により特化しています。BTS2048-UV-2は200~550 nm、1.0 nmで、UVから青緑域まで必要な用途に適します。430 nm以下のUV性能を優先するならUV、可視青緑域も必要ならUV-2が基本です。

Q. 強い可視光を含む光源中の微弱UVを測れますか?

A. この条件では長波長迷光が支配的な誤差要因になり得ます。UV専用光学系とフィルターを備えたBTS2048-UVを基本に、より厳しい迷光低減が必要ならBTS2048-UV-Sおよび迷光補正マトリクスを検討します。光源スペクトルと必要検出限界を確認して選定します。

Q. 青色レーザーにはBTS2048-BSとBTS2048-VL-TECのどちらが適しますか?

A. 狭帯域レーザーのピーク波長、スペクトル幅、温度シフトを重視する場合は、400~530 nm・光学帯域幅0.3 nmのBTS2048-BSが適します。白色/カラーLEDの照度・色度・演色や広帯域スペクトルを重視する場合はBTS2048-VL-TECが適します。

Q. 白色LED、照明器具、LEDビニングに適したモデルはどれですか?

A. BTS2048-VL-TECが第一候補です。V(λ)フィルター付き積分フォトダイオード、測光・測色評価、PWM同期、電子シャッター、外部トリガを備え、積分球やゴニオメーターと組み合わせて全光束・配光測定へ拡張できます。

Q. 850 nm、940 nm、1064 nmの光源にはどのモデルが適しますか?

A. 可視域も含めて1150 nmまで測る場合はBTS2048-VISNIR-TECが候補です。950~1700 nm全域でInGaAs検出器を使い、980 nmや1310/1550 nmも測る場合はBTS2048-NIRを選びます。光源強度と必要な光学帯域幅も併せて判断します。

Q. 1550 nmレーザーや通信波長帯を測れますか?

A. 1550 nmを含む950~1700 nmにはBTS2048-NIRが適します。TE冷却512画素InGaAsアレイとInGaAs積分フォトダイオードを搭載し、光学帯域幅は5.5 nmです。

Q. 1700 nmを超えるSWIR光源を測れますか?

A. BTS2048-IRが950~2150 nmに対応します。1700 nm超、2 µm帯を含むSWIR LED・レーザーの測定にはBTS2048-IRを選びます。950~1700 nm内でより細かな光学帯域幅を重視する場合はBTS2048-NIRが適します。

Q. 一台で200~2150 nmの全域を測定できますか?

A. 単一のBTS2048で全域を測定する構成ではありません。UV、Si、InGaAs、拡張InGaAsでは必要な検出器と光学系が異なるため、用途に合わせて複数モデルまたは複合分光システムを構成します。広帯域を連続的に測る必要がある場合は、測定条件を伺ってシステム構成をご提案します。

Q. 全放射束・全光束、放射輝度、配光も測れますか?

A. 測定できます。積分球で分光放射束・全放射束・全光束、放射輝度光学系で分光放射輝度、ゴニオメーターで光度・放射強度とその角度分布を測定できます。目的の測定量に対応した光学系と、その構成を含む較正が必要です。

Q. パルスLEDやフラッシュ光源を測れますか?

A. 電子シャッター、外部トリガ、高速データ転送を利用してパルス点灯に同期できます。ただし、必要なパルス幅、繰返し周波数、トリガ遅延、ピーク入力、積分時間によって構成が変わるため、波形条件を事前に確認します。

Q. ファイバー入力や屋外仕様はありますか?

A. 離れた測定点や狭小部には-Fファイバー入力型、屋外の太陽・UV連続測定には-WP耐候型があります。ファイバーの材質・長さ・開口数・伝送波長、屋外ハウジングの温度条件、石英ドーム、清掃・結露対策を含めて選定します。

Q. 較正証明書は付属しますか?

A. 各装置には構成に対応する較正証明書が提供されます。Gigahertz-Optik社は、分光応答度・分光放射照度についてISO/IEC 17025認定を受けた較正ラボを保有しています。必要な認定範囲、証明書区分、波長範囲、アクセサリーを含むシステム較正は、見積時に指定してください。

Q. PythonやLabVIEWから制御できますか?

A. オプションのS-SDK-BTS2048を使用し、Cライブラリ(DLL)を介してC#、LabVIEW、Python、MATLAB、.NET、Delphiなどへ組み込めます。自動測定、評価値の取得、測定シーケンス、外部機器連携の要件を確認して構成します。

ご相談時にお知らせいただきたい項目

  1. 測定対象:UV LED、レーザー、照明、太陽、NIR/SWIR光源など
  2. 中心波長・必要波長範囲・おおよそのスペクトル幅
  3. 予想される最大/最小光強度と、光源から受光面までの距離
  4. CW、パルス、PWM、フラッシュの別と、パルス幅・繰返し周波数
  5. 必要な測定量:分光放射照度、全放射束、全光束、放射輝度、光度・配光など
  6. 必要な光学帯域幅、波長精度、測定不確かさ、測定時間
  7. 必要な較正範囲、証明書区分、再較正周期
  8. 手動測定、製造ライン、ゴニオメーター、屋外、独自ソフト組込みなどの運用条件

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BTS2048 Series メーカーカタログ(PDF)

S-BTS2048測定ソフトウェア

S-SDK-BTS2048ソフトウェア開発キット

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